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フロント裏の
レセプションルームには
私と香坂さん、
そして香坂さんに呼ばれた
志藤くんの３人がいた。
静かな部屋には
フロントでの会話が
微かに漏れ聞こえてくる。
「だんまりで
通せるなんて甘い事、
さすがに考えてないわよね？」
宿泊部マネージャーの顔で
私を厳しく
追及する香坂さん。
志藤くんは
様子を見ているのか動かない。
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