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あ、私だ…
何て言ったのかスゴく気になった。
なんか、自分が出てくるのは恥ずかしい。
優莉の気持ちが分かってきた。
そして、テレビを見つめる。
『えっとー、んー…みんなもう、見てる時には卒業してるんだよね。おめでとう』
んー、ありきたりな言葉
『私は今のところ、地元の高校に行く予定なんだけど、まだ全然卒業って感じがわかりません。
でもあと2年かー…』
2年なんてあっという間だったよ
頭の中で、そう言いかける。
『私の事だから、きっと今泣いてるなー』
それを聞いたみんなが一斉にこっちを向いた。
そしたら横にいた優莉びっくりした顔で
「すごい、当たってる…」
と言った。
私をからかってるのか?優莉。
「ほんとだー!」
とか、色んな野次が飛んできた。
優莉のせいだぞ…
不貞腐れながら、テレビをみる。
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