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とか思って自己嫌悪。
でも、本当にそう思ってしまったんだ。
ちらっと優莉の横顔を見ると、とても真剣な目付きだった。
『私情だけど、千波にまだ言えていません』
驚いて目を見開く。
『卒業の時には、もう言ってると思うけど…』
うん、もう優莉の口から聞きました
『遅くなっちゃってごめんって、多分直接言えないだろうから今言うね』
…熱い
目頭が焼けるように熱い
『ごめんね。大好きだよ』
『クラスのみんなも今までありがとう。じゃ、バイバイ』
私は思わず、教室を飛び出した。
「…千波!」
後ろで私を呼んでいる優莉に振りかえらず、とにかくひたすらに走った。
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