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キーンコーンカーンコーン
中学最後のチャイムがなる。
あの後、みんなに励まされながら泣き止んだ。
今目の前には、卒業アルバムが置いてある。
見れない
ううん、見たくない
幸せだったあの頃の自分の笑顔を見る気にはなれなかった。
私の笑顔だけじゃなく、みんなの笑顔も。
だから私は卒業アルバムを机の中にしまった。
「席につけー」
卒業式が終わっても、まだみんな帰る準備はしなかった。
学活があるからではなく、まだ余韻に浸っていたい。
私は前に進めるのかな?
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