6人が本棚に入れています
本棚に追加
「隠せるものでもないから教えてやる、俺の能力は[毒干渉]。あらゆる毒を操ることができる。そしてまぁ、いつも持ってるのはこいつだ」
そう言うと、おおきな瓶を取り出してその中身を地面にぶちまけた。
それは銀色の液体。
その液体は、少しずつ動き始める。
「・・・・・[水銀]・・か」
翠月が呟いた。
銀色の液体で猛毒そして比較的に入手しやすいもの。
翠月の考え付くものは[水銀]だった。
「ほう、よく分かったな。それもお得意の知恵とやらか?
まぁ、そんなことはどうだっていい、そろそろ死ね」
青年が手をかざすと[水銀]が一斉に翠月に襲い掛かる。
「・・・・さすがに・・これは無理だな」
それは諦めの言葉ではなく。
「・・・・・・・・・・・・・・・バトンタッチだ」
任せる言葉。
「・・頼んだぞ・・・・・・詩織」
翠月に襲い掛かるはずの[水銀]が一斉にはじけ飛ぶ。
「すぐに終わらすから休んでてね」
そう翠月に言いながら詩織は青年を冷たいまなざしで睨みつけた。
「まばたきしたら終わってるよ」
そうして、詩織と翠月に敗北したものが二名増えたのであった。
チームメンバー確保→夜継 業・夜継 音葉
最初のコメントを投稿しよう!