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プロローグ
つまらない
この世は馬鹿しかいない。
自覚しているやつはまだいい。
問題は自覚していないやつがあまりにも多すぎることである。
馬鹿が決めた法律など何の役にも立たず日々法を破るものが後を絶たない。
だが、そんなつまらない日常がいつか変わるかもしれないと思わないわけではない。
なぜなら、一部の人間に異能の力が発現しているからである。
人間はその力を万能ではない力としてこう呼んだ。
「法則」と
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