第1章 encounter

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そして、学校についた。 今日は入学式だからだろうか。 新しく入ってきた1年生の生徒や沢山の親御さんがいる。 僕は2-Aに転入する。 事前に送られてきた地図を見る。 とりあえず職員室へと行ってみよう。 コンコンとノックしてから 「失礼します。」と言い、ドアをあけた。 A組の担任は、星川 玲(ほしかわ れい)先生だ。 「星川先生いらっしゃいますか?」 と言ってみる。 「はーいいますよー」 と聞こえたので、 先生の席の前まで行った。 「あぁ、転校生の子だよね」 「確か浅原 要くん...であってるわよね?」 「はい、よろしくお願いします。」 「よろしく」 と微笑む先生。 星川先生の第一印象は美人、にっこりしている。 まだわからないけどこの学校で美しさで勝てる人などいないだろう。 と、転校生の僕は思った。 「あとで入学式が終わったら私のところに来てね。君たちを教室に連れて行くから。」 「はい、わかりました。」 ...ん? 今、君「たち」って言った...? 僕以外にも転校生がいるのかな...?
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