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友紀side
今日、知ってしまった。
真司朗君は実彩子が好きという
衝撃的な真実を。
友紀「真司朗君。」
真司郎「なんや?」
友紀「今日はありがとう。
家まで送ってくれて。」
真司郎「あ、ええよ!
女の子をひとりで
帰らせるわけにはいかんしな!」
それは、冗談で言ってる?
...冗談だよね。
友紀「あと...」
真司郎「??」
友紀「好きだよ。
会ったときから...かな。」
今言わなきゃって
真司郎「友紀リンが
俺の事、好きなん?」
後悔するって...
だから、私は告白した。
友紀「うん...」
言えないままだと
スッキリしないでしょ?
真司郎「...ごめん。
俺、好きな人おんねん…。」
知ってる。
あなたを見てたら、嫌でも分かる。
友紀「そうだよね... こっちこそごめん。
じゃあ、また明日ね!」
最後は笑顔で終わらそうって、
私は笑った。
真司郎「また明日。(ニコッ」
あなたは優しい笑顔で
笑ってくれた。
ガチャ...
友紀「う"ぅっ...」
私は声を抑えながら泣いた。
...知ってた。
フラれるなんて分かってた。
でも、もしかしたら...って
期待してた私もいた。
友紀「わたしっ…グスッ...
バカだなぁっ...グスッ…
アハッ...う"っ、う"ぁぁっ...」
いつまでも泣いちゃダメだ...
立ち直らなきゃ…
でも...
ごめん、今だけは泣かせて…。
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