未熟な思いと一夜の秘密
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昂太が私の家に着いた頃にはもう日付が変わっていた。 1人で落ち込み泣きじゃくっていた私。 しかし昂太が札幌に向かう1時間ちょっとの間に、私の気持ちはだいぶ落ち着きを取り戻していた。 「よぉ・・・。大丈夫?」 笑顔のまま私の様子を伺う昂太。 自分が不安気な顔をすれば、きっと私も再び悲しくなる。 昂太はその事をわかっていたから、わざと明るい表情で私に接してくれたのだろう。
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