未熟な思いと一夜の秘密

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「でもまぁ・・・、笑美が泣き止んでいてホッとしたよ。 まだ泣いてるんじゃないかって、内心気が気じゃなかったんだからな?」 昂太の笑顔は優しくて、傷付き荒んだ私の心に暖気を齎してくれるよう。 だけど私はどこか疑っていた。 ―――この優しさには裏があるんじゃないか・・・? 本当は昂太を信じたい。 だけど慧や勇樹と繋がっている以上、心の底から信用する事ができなくて・・・。
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