第2章 まずは思い込みを消してみよう

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例えば急にお腹が痛くなると、わたしたちは、今まで教わってきたことの中から、腹痛につながる悪いことリストの中から原因を探します。 食べ過ぎてはいないか、冷たいものを飲み過ぎていないかなどを検証して、心あたりがあれば注意するようにします。 教わってきた良いこと悪いことの基準が体と一致していれば、悪いことリストの中に原因があるのですぐに見つけることができます。 ところが基準がずれているポイントで問題が発生した時はどうなるのかというと、良いことリストの中に原因があるので、簡単に見つけることができなくなるのです。 とはいえ自分が良いことと思い込んでいることの中の問題点なんて、どうすれば見つけられるのでしょうか。 その方法は、いたってシンプルです。 あなたが良かれと思って何かを行おうとした時に、「それ!それのことだよ!」とでもいうように、痛みが発生します。(こり、痒み、咳など他の症状のこともあります) この現象が発生したら、すぐに体に聞いてみましょう。 まずはあなたが良いことと思っているその行動(言動を)、そのまま行うとイメージします。 次にその予定していた行動(言動)を、中止すると頭にイメージします。 中止するとイメージしたときに痛みが軽くなったら、それがあなたの中に潜む思い込みかもしれません。
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