芸が身を助ける

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こうして今は、自分の“憧れ”を語るよりも誰かのためにプロポーズや結婚式に関するアイディアを提案し相談に乗る事の方が楽しくなっていた。 そしてブログを介して行っているこのやりとりを“仕事”として具現化したものが“ウェディングプランナー”という職業。 あの講座のパンフレットを見た瞬間思ったんだ。 ―――正にこの講座は俺のためにあるようだ・・・!! 今までは仕事を辞めるなんて思いもしなかったから、ずっとこの仕事に就く機会などないと思っていた。 しかし今回のこの出会いは大きなチャンス! 『Happiest marriage』のブロガー・カヲルではなく、“ウェディングプランナー”の朝比奈馨として。 いつかこの思いの集大成を“仕事”の中で発揮できたら・・・。
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