第4話 賢者のベッド 1

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二日酔いではないのに、頭痛が治まらない。 竹山は【バーニーズパーク】に行った次の日、病院に寄ってから出勤した。 「竹山さ~ん。梅林寺ちゃん、来てないんですけど~」 正午近く、一係の部屋に入ると鳥居が近づいてきた。 「ああ? 連絡してみたらいいじゃねえか?」 頭痛の原因を特定出来ず、もらった薬が効かない。 竹山はいつもより不機嫌な声を上げる。 小柄な鳥居は竹山の顔を見上げ、口を動かす。 「いいんですか~そんな事言ってえ」
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