第6章 過ちの夜ー純也sideー

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蛍は綺麗な清流でしか生きていけない。この都会では自然の蛍なんて、見れないだろう。 無感動、無関心… 俺の心は感情の渇望感に喘いでいた。 俺が酒を飲んでいると隣の席に女性が座って来た。 柔らかそうなフワフワした少し茶色ががった髪。小さな鼻、キスしたくなるような小さくプクッとした肉厚の唇。 何よりも彼女の優しく澄んだ蛍のいた清流のような瞳に惹かれた。
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