第7章 29歳の初恋ー純也sideー

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俺は彼女の身体を組み敷き、上から寝顔を見つめていた。 可愛い寝顔。彼女の無防備な寝姿に思わず…不埒な気分になり始める。 彼女は突然、瞳を開けて俺を見つめた。 「川瀬…さん?」 「俺は…伊集院純也で…」 とろんとした微睡んだ感じの彼女の瞳。 彼女はまだ…酔いから醒めていない。 「川瀬さん…行かないで…」 彼女は自分を組み敷いて見つめる俺の首許に両手を巻き付けた。
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