一日目

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「いや~なんか知んないすけど怒らせちゃってすいませんっす。」 「全員集合しろ!」 「「「はいっ!」」」 「無視?無視っすか?」 「突然だが、先日国王から依頼が出された。内容は明日の姫の誕生日に行われるパーティーの警備だ。詳しい説明をする前に、何か質問はあるか?」 「た…隊長、一つ聞いていいですか?」 「許可しよう。」 「警備や防衛などの仕事は三番隊の仕事でしょう。何故四番隊の我々が?」 そうなのだ。ルナサ王国騎士団には隊ごとに役目が決められており、任務の種類でどの隊が動くかほぼ決まっていて、今回のような警備任務は本来は三番隊の仕事の筈なのだ。 「隊長~。いじけちゃいますよ~。」 「確かに本来は三番隊の、三番隊だけの予定だった。しかし姫が、三番隊だけでは心配だと言ったため我らも参加することになった。」 「そんな心配ならパーティーなんか開かなきゃいいんすよ。ねぇ隊長。」 「さて、詳しい説明をしよう。」 「えっ、まだ続くんすか!?」 その後警備担当場所や、時間、予想される危険事項などを説明した。そして当日に近い状況で、演習を行い明日の準備を進めて行った。 その間サリナはクレドに無視され続け、結局いじけた。 そのいじけた姿に多くの騎士達が癒されたとか。
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