第1章

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部屋は6畳2間。 6畳部屋を2人で使うと思うとやっぱり狭いな…なんて思ったりしてて。 相部屋の子、感じのいい子だといいな… 「荷物も運び終わったし、お父さん達はそろそろ帰るぞ」 「あっ、うん。わかった。」 靴を履き階段を降りていく両親を慌てて追いかけた。 「じゃ、これから頑張るんだぞ」 「はーい。」 なんともあっけない会話で両親は帰っていった。 「……………」 もっと心配とかないのかな? 私だけ? 少し心細く感じてたの。 初めて親から離れての生活、不安を感じて寂しくも感じて… ははっ。 ここに来るまでは親元を離れての生活に胸踊らせてたのに。 まだまだ甘ちゃんだったんだ、私。 気持ちは複雑だけど、部屋の片付けしちゃお…
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