第2章

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「大丈夫。ちゃんと私がそばにいてあげるから」 あぁ…サチが神に見える… 「絶対だよ…」 「はいはい」 そして、ついに夜の7時になろうとしていた。 約束の居酒屋の前。 私、サチ、ゆうちゃんの3人は意を決してお店へと入った。 「いらっしゃいませ~!!!」 店内からは私の気持ちとは裏腹のお客様大歓迎と言わんばかりの明るい声が響き渡った。 席を案内されドキドキでその場に向かう… 「スミマセン、遅くなりました~」 ゆうちゃんの一言で部屋に入った私達。 「おぉ~、入って入って~」 足元ばかり見つめていた私。 ゆうちゃんのあとに続き、そのままゆうちゃんの横に座りようやくチラッと前を見た。 あれ? …2人しかいない。 向かい合う席。 私の前は空いていて両隣に男の人。 ゆうちゃんは知り合いのようで2人と話している。 「あっ、ハル、サチ。2人は同じサークルなんだ」 「あっ、どーも。今日は急でごめんね。」 「あっ、いえ…」 見た感じ優しそうな人。 もう1人もペコリと頭を下げてくれた。
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