第2章

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本当に男性陣の奢りで本日は解散。 お礼を伝えそそくさと寮に帰ろうかと思った時 「サチちゃん、連絡先教えてくれない?」 突然サチに連絡先交換しようと持ちかけられ「えっ?」って言う拍子抜けの顔で大葵さんペースで教えてしまっていた。 そして… 「じゃ次、遥加ちゃん教えてね」 「………はい」 サチが教えたからには私も教えなきゃだもんね。 寮への帰り道。 「あー、やられた」 「何が?」 「連絡先。私を口実にハルのも聞き出してたでしょ」 「あー……」 「考える暇もなく大葵さんペースに持っていかれたわ…ハル、ごめんね」 「いいよ、気にしないで。ただ連絡先交換しただけで何って訳じゃないんだしさ~。連絡きても嫌なら出なきゃいいし」 そう身構えてたのにそれから3日と大葵さんから連絡はこなかった。
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