第3章

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「それ、ハルの様子見か、もしくは逆で全く興味がなく友達感覚のつもりでかる~く連絡してきたかのどちらかと思うけど?」 夜、定期的に連絡を取ってる石田くんと電話中。 「軽いノリだったのかー。一人でテンパってほんと疲れたよ」 「まぁ、でもその大葵さんって人がハルの事を気に入ってるのは間違いないんじゃない?」 「えっ!!?何で!!?」 「じゃなきゃ連絡なんてしてこないでしょ」 「えー…無理だって…ってか、ありえないよ」 「そーか?でも、高校の時、ハル、結構人気あったりしてたよ」 「嘘ばっかり。石田くんの方がモテモテだったもん」 「俺?それこそ嘘だろ」 「私コクりましたけど。そして振られましたけど」 「お前、まだ言う?」 「言いますよ~、どれだけ枕が濡れた事か…」 「なんじゃそりゃ」 あははははははーーーー笑 石田くんとはコクった事を冗談で言い合えるくらいの仲になり、以前の友達関係より今の方がずっと気楽な関係になってるんだ。 男心を知りたくて早速相談しちゃってます。
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