第3章

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「ハル、大葵さんとのメール楽しんでるみたいじゃん♪」 「そう…かな?」 みきから言われドキッっとしたものの楽しんできてるのは事実な訳で。 「顔、ニヤついてたもんね」 サチからの突っ込みに何も返せない。 「気になり出してきた感じ?」 「そんなんじゃないよ。楽しくなってきたのは認めるけど、好きとかそういうのじゃないし」 「電話とかないの?」 「うん」 いまだメールのやり取りだけで電話はナシ。 学校でさえも会わない。 むしろ、そっちの方がいいと思ってる。 会ったら緊張しちゃうと思う。 「ハル、楽しいのはわかるけど講義中顔ニヤついてるから気を付けなよ~。周りから変な目で見られるよ」 「そんなに顔に出てる?」 「「出てる」」 ……………気を付けます。
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