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涙声で何度も好きだと言っている会長さん…
ドキッとした
会長さん、まだ大葵さんが好きなんだ…
なんとも言えない気持ちを抱えたまま急いでその場を離れた。
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ピンポーン
部屋には戻らず直接サチの部屋へ向かった。
「はいはーい、って、ハルじゃん。どうしたの?」
「………」
「とりあえず入って。点呼までまだ時間あるしね」
部屋に入り、私がいつも座る場所に腰を下ろすとコーヒーを手にサチも入ってきた。
「はいこれ。んで?そんな顔してどーしたの?」
「どんな顔してる?」
「普段みれない難しい顔」
「………」
「それは冗談で、何かあったんでしょ?ハルは顔に出やすいからすぐにわかるよ」
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