第3章

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涙声で何度も好きだと言っている会長さん… ドキッとした 会長さん、まだ大葵さんが好きなんだ… なんとも言えない気持ちを抱えたまま急いでその場を離れた。 ******** ピンポーン 部屋には戻らず直接サチの部屋へ向かった。 「はいはーい、って、ハルじゃん。どうしたの?」 「………」 「とりあえず入って。点呼までまだ時間あるしね」 部屋に入り、私がいつも座る場所に腰を下ろすとコーヒーを手にサチも入ってきた。 「はいこれ。んで?そんな顔してどーしたの?」 「どんな顔してる?」 「普段みれない難しい顔」 「………」 「それは冗談で、何かあったんでしょ?ハルは顔に出やすいからすぐにわかるよ」
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