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響と一緒に居て学校が楽しいと思えるようになった 今さら一人になると学校なんて行けない 響「はぁ…はぁ… 那央、早すぎ」 那央「な、んで…」 立ち聞きしてた俺を追いかけてくるんだ? そうか 今から『友達じゃねぇから』 って言われるんだ 響「さっきの聞いてたよな?」 那央「ごめ…俺、聞くつもりなかった」 響「別に責めてる訳じゃないから俺を見ろよ?」 那央「怖かったんだ 友達じゃねぇって言われたらって」 響「そんなこと言うわけないだろ 俺は那央と友達やめる気ない」 『友達やめる気ない』 この一言だけで十分だった 単純だって分かってる 那央「嬉しいありがとう」 響「あいつとは付き合う気ないから」 那央「好きな奴居るなんて知らなかった」
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