証明

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もともと眠くなんてなかったけれど、 シャワーを浴びるとますます目が冴えてしまった。 チェストの中の着替えは綺麗に整頓され、私はその中から室長の紺色のTシャツを借りた。 室長は長身、私は小柄。 心配なんてしなくても、室長のTシャツは私にとっては十分にワンピースになっていた。 お風呂場からリビングに戻ると、ドアを開ける音で室長が振り返った。 「…ありがとうございました」 室長は私と目が合うと…すぐに逸らした。 「俺はこっちで寝るから…ベッドを使ってくれ。俺もシャワーを浴びてくるから、眠かったら先に休んでろ」 「…はい」 もう… そう答えるしかなかった。 室長は私を部屋に残して自分はシャワーを浴びに浴室に向かった。 静まり返った部屋で私は冷蔵庫からさっき買った飲み物を取り出し、喉に流し込む。 私はその500mlのペットボトルを持ったまま… 寝室には入らず ソファに座った。
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