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風呂上がりの彼女を見て
抑えられなくなる前に風呂場に駆け込んだのに
気持ちは昂ぶったままなかなか鎮まらなかった。
彼女が俺の顔も見ずに部屋へ入って行くのを黙って見つめる。
白くて細い足がスリッパも履かずに静かに歩む。
彼女がドアを閉めると
黒いドアに
彼女の白い足の残像が見えた。
冷蔵庫から冷えた水を取り出し、一気に飲み干す。
俺はソファには向かわず…
ドアノブに手を掛けていた。
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