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初めてだと言った彼女のカラダを
いたわるように優しく扱う。
なのに…
彼女のカラダが俺の刺激に反応し始めると理性という枠が徐々に崩れていく。
熱い息を洩らし始めながら
必死に声を我慢して息の合間に口を硬く噤(ツグ)む。
初めての彼女にはいろいろと説明が必要だ。
誰の色にも染まっていない彼女に想いが募る。
「…声は我慢しなくていい…」
それでも彼女の唇は開かない。
「…俺は聞きたい…祐子の声…」
「我慢しなくていい…」
「俺も…我慢しないから」
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