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「…起きてた。祐子が起きた時に」
「起しちゃいましたか?」
「ああ、起こされた」
「ウソ…ごめんなさい」
「罰として…」
拓真さんの腕が伸びてくる。
胸元に触れる彼の手に赤面する。
「…今更そんな顔…」
「だって…明るいし、恥ずかしい。拓真さんの手、おっきいから…私、胸、小さいし…」
すると拓真さんはクスクスと笑い出す。
「…笑わないでください」
「だって、そんなこと気にするなんて可笑しいだろ。…俺にはこれが…ちょうどいい」
拓真さんの甘い言葉と手のひらに私はさっきよりも赤みを増す。
「俺たちのカラダがピッタリだってことは…昨日よくわかっただろ?」
ますます赤面。
…拓真さんて…
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