3851人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
頭ではわかっていたのに
そんな風に言われると
今度は目じゃなくて…
顔が赤くなる。
そんな私に室長はさらに追い打ちをかける。
「女はいといろと大変だろ?必要なものがあれば俺が買うから」
それはつまり…お泊りグッズ。
「…い、いいです。自分で買います」
室長は小さく笑ってコンビニのドアを開けてくれた。
私は最小限のものをカゴに入れた。
「他はいいのか?」
「…なんだか…甘いものが食べたいです」
あのまま桐谷さんと一緒にいたら、最後はどこかでデザートを食べていた気がする。
そう思うと急に食べたくなって…
それに…
今更ながらパニックになりそうなカラダと脳が
甘いものを欲していた。
最初のコメントを投稿しよう!