第1章

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パチンコを辞めて1年が経ちました。私が、はじめてパチンコ屋に行ったのは、今から10年前友人に誘われたのがきっかけでした。元々麻雀などの賭事が好きだった事もあり余り抵抗なく入った事を覚えています。その時の快感が忘れられず、その後10年間パチンコで凄く悩み続けました。パチンコをしたいがために両親にお金を送って貰い、もちらん、パチンコに行くお金を送ってほしいなんて言えるはずもなく、適当な嘘を何度も付いてきました。この時の両親の気持ちを考えると、息子の事を信じたいけど、信じれないとても複雑な気持ちだったと思います。自分でも、よくないことをしてる事は分かってるんですが、結果的に何年もこの状態が続きました。あの時の自分からするとパチンコ何て辞めようと思えばいつでも辞めれると安易に思っていたのだとおもいます。パチンコをやり始める前までは、自分で言うのも何ですが、善人ではないにしろ、、決して悪い奴では、なかったと思います。それがパチンコに、のめり込んでいくうちに平気で嘘を付くよになり、家族、友達に迷惑をかけ、悪い奴になってしまっていたのです。結果的にそれが原因で友達とは、疎遠になりました。どん底な状態のときに、今まで何度も辞めようと思い、結局辞めることが出来なかったパチンコと、一冊の本と出逢えたことで、もう一度、立ち直って、パチンコと決別し、本来の姿に戻ってやると決心することができたのです。もちろん簡単に辞めることは出来ませんでした、最初の1ヶ月は、本当に苦労しましたが、一年経った今では、パチンコ屋には、行ってませんですし、行きたいとも思いません。パチンコを辞めてから、家族、疎遠になっていた友人に、自分の素直な気持ちを伝え謝ることができました。もちろん謝っただけで全て許されると思ってません、今までの自分の軽率な行為で周りの人が傷ついた事を受け止め、これから歩んで行きたいと思います。最後にパチンコは、本当に怖いものだとおもいます。私みたいに仕事もおろそかになり、パチンコ以外興味が持てなくなる人もいると思います。そうなると本当にそこから元の生活に戻すのは並大抵のことではありません。パチンコで失った時間、お金は残念ですが戻ってきません、私もこの10年間で800万ぐらいは使ってきたでしょうし、相当な時間を失いましたが、肝心なことは、今現在を大切にすることです。
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