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「……あのさ、ちょっと教えて。俺、何をした？」
「え、えーっと……ムードの欠片もないキスされて、その上襲われそうになりました……」
そう言うと、彼の表情に焦りの色が出てきた。
「あー、もう。本っ当にごめん！」
手合わせポーズ付きで全力謝罪された。
「俺さ、ちょっとでもお酒飲むと記憶とんで、しかもとんでもないことやらかすらしくて……だから飲まないようにしてるの」
彼がノンアルだけ飲む理由……思いきり実感いたしました。
「最初に言っておけば良かったね……ごめん」
「いや……あたしも知らずに調子のっちゃったから。ごめんね」
これはもう大反省。肝に命じておかなきゃね……。
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