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「で? ムードの欠片もないキスされたって?」
「はい、それはもう強引に……」
「ふーん、じゃあ……」
すると、あたしの頬に触れ、熱視線を送ってくる。月明かりでそれがまた色っぽい。
「これからムードのあるキスでもしようか?」
「なっ……、まだ酔ってるんじゃないの?」
「ん……別の意味で酔ってるかもね」
「おかしなこと言わないでよ、もー……」
とりあえずここでのキスはどうにかして免れた。
てか、相変わらずのわからない人。酔っても素面でも食えないって……。
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