真実のかけら

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「じゃあ質問を変えるね。 出逢いの時点で、君には借金があったわけだ。 明日から繁華街に売り飛ばされる。 そんなときに藤堂のような男が偶然現れて、借金を帳消しにしてくれるなんて、都合が良すぎる話だと思わないか?」 そう言われれば、すごく変だ。 でもあのときは必死で、藁にもすがる想いで、彼に助けを求めた。
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