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「付き合ってくれない?」 なんでもないことの様に、サラリと言うから思わず軽く頷きそうになってしまう。 いや、実際のところ困惑よりも嬉しさの方が上をいっている。倍以上。 ドキドキする胸は、赤点ギリギリのテストが返ってくる時以上で。 熱い頬は、小学生の時の発表会で見事に転んだ時以上だ。 「本当に私、ですか?」 「そう」 「罰ゲームとか?」 「は?なにそれ」
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