第6章 机上の手紙

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「私でしたら、一つ提案があるんですが」 と自身はないけども言ってみた。 「えっ?何々?」 とおばさまは興味を持っていた。 「私の村の近所の人達に、私が紙で宣伝をするんです 『ククル港町を灯す一番星の店』とか」 と適当でしたが言った。 すると、 「それなら、助かるね。あなたの村は、明かりが差程無いのかい?」 とおばさまは、益々に興味をそそっていた。 「はい…所々で明るく…決して明るい村ではないのです。 きっと村の人達が買ってくれます」 と私は暗い道がある事を主張した。 「いいねー。その話に乗った。約束だよ…よーし。 お礼…といっても以前からのお礼だけど… 船の旅客券のウルム行きの無料で提供するわね」 と言って旅客券をおばさまからもらいました。 「ありがとう…おばさま」 と私は言いました。  早速、船員さんに券を渡しました。 「はいっ確かに」 とハンコを打って中へ通し、船内に入りました。 船内の指定番号室、一〇三号室を探していました。 私は、船員の人に聞きました。 「あのーこの号室は、どこにありますか?」 と言って、私を連れて案内してくれました。 「ここですよ。どうぞ、ごゆっくり下さい」 とお辞儀して、律儀であった。 私は、 「ありがとう…ございました」 と段々と小声になって言いました。 私は、中へ入って暫く、 ベッドの上で着船するのを待ってゆったりとしていました。
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