第10章 沙漠の旅にて

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不気味にも鳴き声が聞こえた。 口には数本の鋭い歯がこちらを向けていた。 「ちょっと下がってなさい…私が追い払う」 と言って短剣を持って立ち向かっていった。 サンドワームは、大きな身体をおじさんに襲った。 おじさんは、ふみ潰ぶされ、倒れ込んでいた。 「おじさーん」 と私は、悲しげに言って大きな声で言った。 「お…お嬢ちゃん…逃げるんだ」 と塞ぎ込みながら言っていた。 私は、逃げずに、お姉ちゃんの心とお母さんからのリボンを 持って託しました。 こちらにサンドワームは、気が付いて近付こうとしていた。 私は、リボンに託して願った。 [お願い…私を守って下さい] と願いが通じたのかリフレクトが出きてサンドワームが その透明な反射鏡によって跳ばされて行った。 その反動音がすごくて反射鏡が確かにあるのが見えた。 「なっ何だ?あの反射するバリアは?」 とおじさんが驚いていた。 [炎をサンドワームに与えて!] と強く願うと、捻れて炎が交差していた。 炎上するように、サンドワームを包まれて燃えていた。 「すっすごい…何者なんだ?あの子は?」 と言っていた。戸惑いを隠せずに動揺していたが、 サンドワームが弱っていた隙を狙って頭の上を突き刺した。 高い鳴き声を出して、倒れてしまいました。 おじさんも倒れてしまい、私が近寄っていき、 「おじさん…大丈夫ですか?」 と言って身体をみてみると、血だらけになっていて、 生きる力がなかったようだった。 「おっお嬢ちゃん…すごいね。もう…君…一人で、 お母さんに…会えるだろう」 と言って力尽きて亡くなってしまいました。 私は、信じられずに、目を見開いて、涙が ポロポロと流れ出てきました。
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