第1話 スキ。

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私は、高鳴る鼓動を抑え、勇気を振り絞る。 「…ありがとう。」 「じゃ、じゃあさ、俺の彼女に…!」 「ごめん、真浩くんは私の1番にはなれない。」 そうだ。 私には、2年前から付き合ってる人がいる。 今は進学してほとんど会えないけど、紛れもなく私の1番は彼だ。 「そっか…」 ズキッ……!! え? なに、今の感じ… 少し落ち込んだ彼の表情に、私の心は過剰反応していた。
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