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彼女がおもむろに僕に近付いて言った。
「みさき、先に料金頂戴」
僕は言われるがまま、彼女に3時間分の料金を支払った…
彼女はサイフにお金を入れて、僕の方に戻ってきた。
「さっ営業は終了!みさき、本当の名前教えて」
「いや…あの…だから相葉みさき…」
「うそ!、私さき!何か偶然かな~」
僕は一人ポカンとしていた…
「あ~んもう、みさきこれからはプライベート、みさきまだ私と居たいんでしょ?」
「…へっ!まじ!良いの!さな??」
「だから、本名中林さき」
「プライベートで、さなって呼んだら怒るからね」
「あっ。うん…」
彼女は咄嗟に何かを思い出したかの様にフロントに電話を入れた
「あっ、すみません、泊まりに変更できますか?、はい、はい、うん明日の朝までなんだけど…、そうですか、分かりましたじゃあ変更で後何か食べ物は又連絡します」
「みさき、泊まりに変更した場合絶対料理頼まないといけないって、何が良い?」
「あっ…と…さ…き」
「ん?」
「僕と一晩寝てくれるの?」
「うん、そうだよ、それが?」
「お金…」
そう言いかけた時、彼女の目が変わった…
「みさき私は今プライベート、仕事は終わったの!お金はいらない!、あっでもホテル代は出してね」
「うん!やったー!」
人生初の女性とのお泊りだった…
そこ声を聞いてさきが驚いた。
「みさき…ごめん、私ね本当に大きな音駄目なんだ…お願い…」
そう言いかけた時彼女はその場にしゃがみ込んだ
僕は突然の事にビックリして慌てて彼女をベッドに運んだ
それから冷たいおしぼりで彼女の顔を拭いた。
10分位だっただろうか彼女が目を覚ますまで
その間、僕はまたもや、もてない妄想男の考えを巡らせていた…
死んじゃった、嘘!まてまて!息はしてる…えっでも、でもこの状況まずいだろー
「うっ…」
さきが目を覚ました…
「さき…」
「あっ、みさき、ごめんビックリさせて、お願いが有るの、私のバック持って来て…」
か細く弱い声だった…
僕は慌てて彼女のバックを持って彼女の元に持って行った…
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