第1章 出会い

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彼女は子供みたいに、僕に抱きついたまま、泣きじゃくった… プルプル…プルプル フロントからの電話だった… 「すみません、もうお時間なんで注文頂かないと宿泊出来ません よ!」 かなり怒った言い方だった…仕方ない最後の電話から30分も時間が、経っていたから 僕は何が出来るか訪ね、出来る物を適当に注文した 「さきごめん。適当に頼んだら駄目だったよね…」 電話を切って思い出した、彼女は食べてはいけない食べ物があったのだ… 「大丈夫…」 彼女は言った… 暫く抱き合ったまま彼女が落ち着くのを待った 「みさき…」 不意に彼女が口を開いた… 「何?」 「みさきは何で風俗嬢してるのか聞いたよね…知りたい…?」 「そりゃあ好きな人の事だもん、でも今はやめとく、聞くと仕事辞めてって思ってしまうから」 「そうだよね、今日一晩だけの関係だもんね…」 「さき…普通の仕事は無理なんだよね?」 「心臓が有るから何処も雇ってくれなくて、一度何も書かず採用されたファーストフード店で倒れて事情話したら、そんな身体で働かれたら迷惑って言われて、病人らしく病院にいなよって酷い事言われて…それ以来普通の仕事はしてない…」 さっき彼女が言った同情が嫌いと言った理由が分かった気がした… 「そっか…」 「うん…」 ピンポーンピンポーン ご飯が届いた 彼女と一緒にテーブルに運んだ 「こんなに沢山、食べれるの?」 「わかんない…」 「残したら勿体無いよ」 「頑張って食べる」 「本当~?」 テーブルにはピザ、炒飯、ラーメン、サラダ、たこ焼きが並んだ 「私たこ焼き食べる~」 彼女がソファーに座って言った 僕は彼女の前に座った 「やだ!こっち来て!隣」 彼女は自分が座っている隣をバンバン叩いて僕に座る様に促した… 「うっうん…」 食べ出してすぐ彼女が言った… 「みさき、あーん」 「えっ!、じっ自分で食べるよ…子供じゃないんだし…」 「良いでしょ~、はいあーん」 僕は言われるがまま、口を開け食べさせてもらった… 「美味しい?」 「うん、美味い!」 「良かった!、じゃあはい今度は食べさせて」 「えっ!」 「ねぇ、みさきって本当に彼女居ないんだね、反応みてたら分かる、でも良いな~純情で私病気が無ければ絶対付き合いたいもん」 「へっ、嘘!本当に?!」 彼女の顔を覗き込んだ
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