僕の本当の初恋

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僕は真面目に妄想を始めた… えーとまず彼女と今日一緒にいて、ご飯食べて、夜景観て、… やべ…今までまともな恋愛なんてした事無いから、どうしよう…何して良いか全く分からん… ご飯食べて、すぐホテルってのも変だし… 俺いけてない… すぐ携帯を広げて、色々な恋愛の本や、恋愛の駆け引きなる物を俺は探し出した… やっべぇ…楽しい…、俺今本気で初恋かも… そう思うと、急に身体がカッ!となるのが分かった… そして俺は早くさきに会いたくて、会いたくて、たまらくなり彼女のお店のホームページを見た… 「見なければ良かった…」 嬉しい反面、後悔でジレンマに陥った… 彼女は風俗嬢、色んな客とのやり取りの掲示板に色々な事が書いてあった… でも、俺のも書いてあった… Mホテルの3時間ご利用頂きました、A様と… 彼女からのラブレターみたいだった、俺は舞い上がり読み進めた A様、本当に素敵な時間をありがとうございました。あんな夢の様な偶然まで有るなんて…恋人気分を存分にご満喫頂けましたか? 最後は時間より少し早く帰られて残念ですが、次は必ず時間一杯までご一緒して下さいね。必ずですよ、では又のご利用心からお待ち申し上げます。 さな ん?俺は思った…時間一杯…?俺朝まで居たよな? 冷静に行動を、思い出した… …あっ!そっか30分前に俺が居なくなってってお店に電話してたっけな 俺は掲示板に、書き込んだ さなさん、昨日は素敵な時間ありがとうございました!!最後すみません僕の私用で早く帰ってしまって…又次回必ず指名させて頂きます。 A やべ~俺かっけ~! 足をどんどんしていた時だった… 「…あんた何やってるの…?」 母だった… 「いや、別に…で。何?」 「洗濯物…」 「あっ…ありがと」 俺は平静を装ったが、母は息子の行動が変だと思ったらしい… 「疲れてんじゃない?あんた…、明日は休みだから、早く帰って今日寝なさいよ」 「あっ、明日は仕事になったんだ、母さん悪いけど出して有るクリーニング取って来てくれない?」 「良いけど、大丈夫?」 「俺は大丈夫…お金と明細ね」 早く母を追い出して、サイトの続きを観たかった でも次俺を待っていたのは地獄だった…
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