25人が本棚に入れています
本棚に追加
待ち合わせ場所に到達して間もなく僕の携帯が鳴った。
「相葉様でしょうか?」
「はい、相葉です」
「トレジャーのさなです」
「あっ、はい」
「お車でしょうか、私はグレーのスーツを着て階段の所に居ますが、相葉様どちらですか?」
凄く丁寧な口調と柔らかい物の言い方が僕の心を捉えた。
「あっ分かります、僕迎えに行きます」
一目惚れだった…ぱっちりとした目、肩まで伸びた真っ直ぐな髪、それでいて女性らしくふっくらとしていた体型、全てが僕の理想だった…
しばらく僕は見惚れていて固まったままでいた
「あのー相葉様?」
「あっ、すっすみません、荷物持ちますよ」
「有難うございます」
「僕車で来てるんで、車でホテル行きましょう」
「はい」
後ろから付いて来る彼女にドキドキしながら僕は車に彼女を案内した。
最初のコメントを投稿しよう!