第1章

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定期的に聞こえる寝息を余所に、男はゆっくりと彼女へ歩み寄ってゆく。 ギシッ、ギシッと音が鳴るが、誰も気付きやしない。 「・・・」 終いには触れられる位置まで 来てしまった。 その部屋には独特な 甘い香りが漂っている。 嫌な空気だ。
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