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「あの~」
「あら、なにかしら?」
「もしかしてなんですけど…く、くすぐるの?」
少女はまたしても顔を赤くして、ビビっていた。
「正しくは違うけど、結果的にそうなっちゃうかな。てへ?」
「てへ、じゃないわよ!」
「ほらほら、怒らないの。優しくするから、ね?」
鎖で拘束された少女は×印のように固定されている。
女性はまず、少女のお腹を撫で始めた。
「クヒャヒャヒャ…な、なにお」
「簡単な調査よ。どうせ、ちゃんと答えないでしょ?だ、か、ら、直接あなたの体に聴いてるのよ」
「お姉ちゃんの魔法は、相手をくすぐった箇所によって、様々な情報を聞き取ることが出来る。その力に、抗うことはできない」
「ぐ、こんな、変態な魔法なんかに…負けない」
「いい心構えよ。私たちは敵なんだから、喰らうつもりでいない。まあ、いつまで耐えられるか、だけどね♪」
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