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 恥ずかしくて顔が火照っているのを、  結は他人事のように感じていた。  孝幸は真っすぐに結を見て、  少し恥ずかしそうに微笑んだ。 「うん、いいよ……」  ほっとして、結の顔も綻んだ。  もう正午を過ぎていたから、  二人は昼食のため家に帰ることにした。  校門まで並んで歩き、  そこで二人は別れた。 「じゃあ、また明日」 「また明日」
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