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そう結論づけて、
立ち上がり、
服を取ろうとしたとき、
控えめなノックがした。
「御主人様?もう起きていらっしゃいますか?着替えをお持ちいたしました」
「ああ、
どうぞ」
失礼します、
と部屋に入ってきたのは、
昨夜遥が花梨と呼んでいたメイドだった。
花梨の手に持っていたのは洗濯された俺の一張羅だった。
それを受け取ろうと手を伸ばすが、
花梨の手からぼとりと服が落ちた。
手が滑ったのかと思い、
拾おうとしたが、
花梨は丸くて大きな瞳を見開き―…
「な、
なんで服着てないんですかああ!!!」
「…いや、
下は履いてるし、
いつもこれで寝てるんだけど」
「えええ!?ええええ!!」
顔を真っ赤にして花梨は意味不明な言葉を発し続けている。
自分の身体を見下ろすと、
ちゃんとズボンは履いていた。
着てないのは上半身だけだ。
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