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「あらあらごめんなさい和政さん。
私、
気を使わなければならなかったかしら。
海夜と同じ部屋の方が、
、
、
」
「そんな気は使わなくていい」
「そう?今からやることがあるからこれで失礼するわね。
では、
ごゆっくり召し上がって」
丁寧に礼をし、
微かな物音も録に立てず、
遥はダイニングルームを出て行った。
「なあ」
「?はい」
「…何で、
前当主は居ないんだ?遥さんの兄だっていうなら、
まだ若いだろう」
「ああ…それなら…ええと…確か、
2年前に失踪してしまわれたんです」
「失踪?」
「はい。
わたしも丁度2年前にこのお仕事に就かせて頂いたので詳しいことはあまり…」
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