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「ほら、落ちた。」
ぶっきらぼうに、ペンを渡す舜君。
でも、一瞬だけ見えた笑顔が私には刺激的で。
好きな気持ちが溢れた。
好きで、好きで、大好きで。
いつも、舜君を見ていた。
チャラチャラしてるわけでもないし、いつも告白されていたけど彼女もいなかった。
高藤君は彼女は作らなかったけど…ちょっとチャラかった。
遊びの女の子が、何人かいた。
だけど、そんな私のクラスは団結力だけは凄かった。
女子の中心の亜子と、男子の中心の高藤君と舜君。
体育祭でも、学年で一番の成績を収めた。
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