第1章

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「ほら、落ちた。」 ぶっきらぼうに、ペンを渡す舜君。 でも、一瞬だけ見えた笑顔が私には刺激的で。 好きな気持ちが溢れた。 好きで、好きで、大好きで。 いつも、舜君を見ていた。 チャラチャラしてるわけでもないし、いつも告白されていたけど彼女もいなかった。 高藤君は彼女は作らなかったけど…ちょっとチャラかった。 遊びの女の子が、何人かいた。 だけど、そんな私のクラスは団結力だけは凄かった。 女子の中心の亜子と、男子の中心の高藤君と舜君。 体育祭でも、学年で一番の成績を収めた。
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