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絶対に舐められてる。
結婚できない地味女だと馬鹿にされてる。
そうでも思わなければあの年下の馬鹿佐久の思考回路が理解できそうにない。
甘い恋をしてみたいとは思った。
諒と別れた後に、空っぽになった心が弱気になってそう思ってしまったけれど。
そんな安定しないふらふらと心を揺さぶられるような、気持ち邪魔だ。
頬を二回、強く叩いて、鏡に映る自分を睨み付ける。
年下の馬鹿なんて彼氏にする価値なし。
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