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「頑張ります。ただ女性は苦手みたいなので、俺と早良さんも一緒に来てくれたら嬉しいです」
「分かった。あの、一応聞くけど」
早良が固い笑顔を張り付ける。
「ゲイじゃないよね? その人」
女嫌いとくれば確かに心配だろうけど何でそんなに嫌がるんだろう。
「オカマみたいな喋り方ですが多分大丈夫です。あ、でも小さな動物が好きです」
「よし。蘭、ブラを借りるよ。ブラを」
お出掛け用のケースを取り出して、社長室で社長代理に机の上で丸まっているはずの愛猫の所へ向かう。
ちょっと心配だけど、早良だから大丈夫かな?
「じゃあ、今日出た意見を纏めるから。HPはハルが確認しといて」
今日中にまとめて副社長に見て貰えば、水曜の会議に出せる。
本当に20万枚も売れるとは思わなかったけど、出来る限りは頑張らないと。
……今日は主力が居ないのだから、明日から動けるように頑張らなくては。
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