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書き出しについて
石田衣良(以下:石田):今日は今までの中で、1番腕が上がるかもしれません。何かと言いますと、「書きだし」です。
当然「ノベリスタ大賞」最終候補作を全部読むんですけれど、1番やっぱりつまずくのがここですね、「書きだし」。
「書きだしは」みんな難しいと思うかもしれませんけれど、でも実は本当にコツがあって、それさえ覚えればギュッとうまくなれるものなんです。
ちなみにアメリカの出版界、作家の間でも有名な格言なんですけれど、
「書きだしはその本を売る、1番最後の1行は次の本を売る」。
書きだしがうまければその本が売れて、最後の結末が「これはいいね、感動した」となるとその作家の次の本が売れるようになるという、格言です。
やっぱり、頭とお尻は気を使わないといけないですね。
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