第5話 追憶のプール 1

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「遅いやないか!!」 竹山が一係の部屋に入ると、桜田が叫びながら近づいてきた。 「すいません。桜田さん、今日は、色々ありがとうございました」 竹山が頭を下げると、桜田は、曲がった口を閉じる。 「桜田さんが~、動揺してる~」 ごつんという音に、頭を上げる。 同時に、竹山に小さな声が聞こえた。 「…竹山さん、梅林寺さん大丈夫そうですか?」
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